表現の引き出し

ドイツから来日している先生のレッスンにお誘い頂き、
今度、国立近代美術館で歌う、シューマンの『女の愛と生涯』を見て頂きました。

先生はすぐに私のクセを見抜いて下さったり、
音楽の作り方などもアドバイスを下さいました。
1時間弱という、とても短い時間でしたが、新鮮なことばかりで
大変貴重なレッスンでした。


ここ一週間、ピアニストの方との合わせ(というよりレッスン!)もあり、
この作品に対する様々な表現方法の引き出しを増やすことができ、とても刺激的なこの頃です。

この作品は、修士を修了した際の研究テーマであり、修了演奏のプログラムでもあったため、
時間をかけて向き合ってきた、大変思い入れの深い作品です。
なので、私の中で「こう表現したい!」という強い気持ちはあるのですが
私の力不足で、なかなかそれを表現しきれていないな…というのが悩みでした。
そんな時に、いろいろな角度からご意見頂くことで、新しい風がふぅっと吹き通って、
世界が開けていくような感覚になりました。

もっともっとたくさんのことを吸収して、それを自分の音楽にして表現していきたいものです。
課題は山積みですが、いつも、その時にできるベストを尽くしたいと思います。

* Bear Fruit *

ソプラノ歌手・金持亜実(かなじあみ)の ウェブサイトです。

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